身体の癒しを第一に考えた運動方法

看護師は日勤と夜勤を繰り返すなど不規則な働き方で、ずっと動き回ることも珍しくない。年齢が若ければ睡眠などで疲労が回復するものの、年齢を重ねると疲労も抜けにくくなる。疲労が残ったままの状態で働くとミスも多くなってしまい、最悪の場合は患者の命を脅かすことにもなりかねない。普通に暮らすだけでなく、癒し効果の高い運動を取り入れることによって身体を回復させる必要がある。

基本的には、激しい運動ではなくリズミカルな運動が望ましい。激しい運動をして大量に発汗すると精神的にはリフレッシュできるが、疲労が残ってしまうと仕事に悪影響を及ぼす。軽いジョギングや散歩などでも十分効果的で、疲労を翌日に残すこともない。こういった有酸素運動と呼ばれる運動は、全身の血流が良くなり、疲労物質と一緒に汗を流すことができる。凝り固まった筋肉もほぐれて、疲れにくいコンディションになる。テニスやバレーなど特定のスポーツに熱中している場合は、無理矢理別の有酸素運動をする必要はない。それでも運動する時間が取れず、身体的な疲労が酷い場合は、ストレッチを行うだけでも身体を癒すことができる。

可能であれば、運動をした後にゆっくり入浴をすると更に効果的である。運動と入浴の相乗効果で血流が良くなるので、よりリラックスできるのだ。熱い湯での入浴は心臓への負担も心配されるので、40℃前後のぬるま湯に時間を掛けて浸かった方が良い。運動や入浴など、心身ともにリラックスできる方法が看護師には大切だろう。こちらの『お疲れ看護師のリラックス術』というサイトには心と体の両方のリラックス方法が載っていたので参考になるかもしれない。